霜降り明星の粗品(32)が2日、読売テレビ「ytv漫才新人賞決定戦」でお笑い賞レース初の審査員を務めた。確固とした評価基準、破綻のない論理性で、かんばしくない評価だった出演芸人も思わず「すごっ」と漏らすほどの衝撃的な審査員デビューとなった。 【画像あり】 フースーヤ谷口が語ったytv漫才・優勝特番の仰天構想「へずまりゅうと…」に、ツッコミの嵐 最近の賞レースの傾向で100点満点の場合90点前後が決勝ラウンドでの平均点となっているが、こんな風潮にも流されない。この日、粗品が採点した最高点は優勝したフースーヤの86点。空気に流されることなく自身の採点基準は揺らがない。また、必ずホメた。その上で思わず聞き入ってしまうほどの説得力で課題点を的確に指摘した。 トップバッターは「ぐろう」。母親に誕生石を送るというネタに85点をつけた。粗品はツッコミの問題點を感じ取り、「高松君が顔を動かすだけで突っ込んだんですよ。しゃべらずに。だから高松くんは上手やと思います」とまず評価し、「ツッコミにセンスを感じるフレーズとか言い草、もしくはボケのエンジンをブーストさせるようなセンスを感じさせてくれたらもっと點が伸びた」と課題を示した。 相方の発言を拡大解釈するネタを見せた「タチマチ」には81點。「羅列タイプなら手数を増やすか作品感を出すかが必要だった」「予選ラウンドチェックしてましたね」との指摘に対し安達修平(32)は「スゴッ!思ってたことから1文字もずれてない」と驚いた。 決勝進出組は明らかに粗品評を受けて成長を見せた。「翠星チークダンス」への初回85點時のコメント『男女コンビ特有の発明があってほしい』を受け2本目では木佐凌一朗(31)サイコ感演出成功。「この方向性大ありや!」との評価を得た。 王者フースーヤにも時間超過問題などを厳しく指摘。「期待ゆえですわ」(田中ショータイム苦笑)。だが最終決戦では時間厳守かつギャグ以外でも笑いを取り切り、「一緒仕事楽しみや」(粗品)と言わせる完成度を見せつけた。
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