今や、誰もが気軽に情報を発信できる時代。手軽さゆえに、似たようなコンテンツがあふれる中、個々の個性をどのように生かすかが重要です。最近注目されている大食い系YouTubeの世界も例外ではなく、豪快に大量の食べ物を流し込む動画が日々数多くアップロードされています。

その中でも一際目立つのが、ビールの飲みっぷりを武器にした『金ちゃんTV』です。毎日2リットルのビールを飲むという「金ちゃん」に、彼女がどのようにしてその個性を開花させたのか、話を聞きました。

10代の頃は「大食いを隠していた」

ビールは腹が膨れやすい飲み物ですが、金ちゃんはまるでお冷のようにビールを口にしながら、大量の料理を次々と平らげていきます。その圧倒的な食べっぷりから、一般人とは異なる身体能力を持っているのではないかと感じさせられますが、彼女はいつからその才能を自覚していたのでしょうか。

「小学生のころから食べるのが好きで、晩ご飯では4〜5杯のおかわりをしていたので、普通に考えれば大食いですよね。でも、当時は『どちらかというとよく食べる方かな』くらいの自覚でした」と金ちゃんは振り返ります。

本格的に大食いだと気づいたのは高校生の頃。名古屋のデカ盛りチャレンジ店で、3キロのミートソースパスタ、カレーライス