5年ぶりの9連休となる年末年始。帰省や旅行を予定する人、「寝正月」を満喫する人もいるだろう。ただ、長期休み明けの出社は気が重い。管理職ができることや気持ちが楽になる働き方について、産業カウンセラーの渡部卓(わたなべ・たかし)さん(68)に聞いた。 【図解】連休明けの合言葉「はひふへほ」とは? オフィス家具の製造販売などを手がける「プラス」(東京都)が2023年7月、会社員や公務員500人を対象に実施したインターネット調査では、長期休みの後に「出社したくない」と思ったことがあるとの回答は85.6%に上った。 正月休みやお盆休みなどの長期休み後には多くの人が憂鬱な気持ちを抱えていることがうかがえる。 渡部さんは「精神科医の友人からは、長期休み明け次の週くらいから患者さん増えてくると聞きます。連体期対策が必要です」と指摘する。 管理職向け研修も多く受け持つといい、「年開けたら怖い」という声もあるという。クリスマスや新年会で転職話題になり、辞めたいと言い出す社員が出るためだ。 官公庁では慣例だった仕事始め式を働き方改革で廃止する動きもある。「昭和世代なら朝8時から会議で引き締めましたけど今時代違います」。渡部氏提案として「緊急でない限り初日翌日まで会議延期すべき」。 一方従業員向けには「はいふへほ」(半分・人並・普通・平凡・程々)マインド推奨。「海外ではゆるく再開しますよ」。米国企業では月曜午前中会議禁止中国ではお茶タイム増やす事例紹介された。 「つながらない権利普及で連絡減っても仕事再開時にメール殺到することも」。優先順位付け整理術(紙書き/AI活用)生活リズム調整法(SNS制限等)など具体策提示された。【御園生枝里】
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